パーソナルカラーは一生変わらない?
数年では変わりませんが、10年、20年の長期的なスパンで見るとパーソナルカラーは変わります。
また、変わる度合いは人それぞれですが、4シーズンで言えば、シーズンが変わる人もいれば、同じシーズンの中で変わる人もいます。
4Dパーソナルカラーで言えば、その人にとって重要な属性(キー属性)が変わってきます。
その理由は加齢とともに肌の質感やハリが変わるからです。少し詳しく解説します。
まず色や物が見える仕組みを簡単言うと、光に照らされた物体が反射した光を、目がキャッチして電気信号に変換され脳で映像の内容が認識されます。
反射された光(反射光)には「正反射」と「乱反射」があり、正反射と乱反射では色や物の見え方、印象が変わってきます。
例えば、プラスチックやシルクが光沢を放っているのは滑らかな表面に対して光が正反射しているからです。
一方お風呂場などで湯気で白く曇るのは霧状の水滴に光が乱反射しているからです。
人間の皮膚も、赤ちゃん肌と呼ばれるキメの細かいハリのある肌から、年齢を重ねるにつれて肌のキメやハリが変化していきます。
言い換えると年齢を重ねるにつれ、肌の乱反射の度合いが大きくなっていきます。
同じ色の物体でも質感が変われば反射する光の変化により、見え方は変わってきます。
また輪郭が変わっても、見え方は変わってきます。
人の場合も同じです。 変化の差こそ十人十色ですが、見え方が変わればパーソナルカラーも変わります。
例えば、昔は高明度の色が得意だった人が、低迷度の色が輪郭の引き締め効果が出て好印象に繋がる事もあれば、濁色が得意だった人が、清色の方がハリ感が出てバランスが良く見えるといった事もあります。
ベースが変わることもありますし、彩度が変わる事もあります。十人十色違った変化があります。
パーソナルカラーの4属性はそれぞれ相互作用して機能していますので、1つの属性が変われば、他の属性にも影響が出てきます。
当スクールに在籍しているカラリスト歴10年、20年のベテラン講師達の多くが、昔と比べて何処かしらの「属性」が変わっています。